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リベラルアーツ

2010/05/26
category - 未分類
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一般教養のことだ。古い七学にこだわることもないが、教養部解体とともに、いつの間にか雑学に落ちた。だが、知識だったら、三流教員に習うより、専門家の書いた本の方が中身が濃いに決まっている。しかし、アーツとは、もとより知識ではない。流儀だ。だから、リベラルアーツとは、自由人としての生き方そのものだ。大学では、専門性を身につけるために、まず、普遍的な、大きな視野、大きな度量を養うことが求められる。

プラトンの化粧術の批判を待つまでもなく、人の格は、顔に出る。コンタクトレンズで黒目を大きくしたところで、目つきは隠しようがない。その目から心の中まで透けて見える。いくら知識があっても、顔つきが弛みきっているのでは、人として生きている意味さえあるまい。

人としての魅力を身につける。難しいことだ。だが、不可能ではない。筋肉と同様、ある種の負荷、挑発がかかることによって、人はみずから自分を鍛え上げていく。リベラルアーツの意味は、本来、そこにある。容易ならざる問題に向き合い、自分なりに答えを模索するとき、人は自分で自分を作る。そして、人間そのものの内面からの輝きは、いかなるうわべの化粧や衣装よりも力強いものだ。

                                 
                                      

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