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本物の先生、本物の先輩

2015/09/03
category - 未分類
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 スポーツ新聞が人の名前を、ポンポンと配置、して(やつの同類かよ)、かってに飛ばしているようだが、買いかぶられても、しょせん大阪奈良和歌山の県境大学で学生相手にヨタの芸術談義を楽しんでいるだけのただのおやじだよ。せっかくなんだから、どこぞの若手の准教授の方をもっと採り上げてやれよ。

 それにしても、ケリがついてから、じつはオレも、とか、そもそもオマエは、とか、どっちも、なんだかなぁ。この話自体に飽き飽きしている。正直、あれも、かわいそうなもんだと思う。危険回避の速度超過、くらいの軽いつもりで、ちゃらい先輩たちと同じようにやっていたら、自分だけ捕まって、そのうえ上が、恥をかかせるな、と言れて引っ込みがつかなくなり、全身削ぎ落としの凌遅刑状態。悪い先生、悪い先輩の下に付くもんじゃないよなぁ。

 厳しいくらいの本物の先生、本物の先輩、って、長い人生ではとても大切だと思う。私も子供のころから銀座の画廊巡りに連れ回され、おっちゃんやおばちゃんの、そもそも芸術とは、なんていう長話を延々と聞かされ、学生のころには手堅い長尾龍一先生や渡辺二郎先生、成瀬治先生に学び、仕事では日下雄一プロデューサー、久利一先生、そして大島渚監督、錚々たる方々に親身になって鍛えていただいた。わからないことだらけでいろいろ苦労や失敗もしたが、いま考えれば、そのおかげでこそ、芯ができて、腹が据わった。

 いま、自分が若い学生たちの前に立って、それだけのことを教えられているかどうか、いつも心配している。どうせいまはわかるまい。だが、十年後、二十年後、いつか性根が試されるときがある。そのときに思い出して、自分の本分、本当に進むべき方向に気づいてもらえれば、と思う。
                                 
                                      

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