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バックカントリーの誤解

2015/02/12
category - 未分類
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 近ごろ、ゲレンデ外を滑走して遭難しかかるやつが続出し、バックカントリー派は肩身が狭い。とはいえ、ゲレンデ外をデタラメに滑降するやつらを「バックカントリー」と呼ぶの、やめてもらえんだろうか。バックカントリー、というのは、裏山、という程度の意味であって、夏でも、バックカントリーはバックカントリーだ。ただし、山小屋泊まりの山脈縦走などと違って、その日のうちに登って降りてくる、みたいなのが、バックカントリー。つまり、商用ゲレンデ外、とは、何の関係も無い。なのに、リフトで登ってゲレンデの裏を降りてくるスキーやスノボーのことが、昨今、「バックカントリー」と誤称されてしまっている。

 もちろん、八ヶ岳などのように、ロープウェーで登ってバックカントリーへ抜ける、というのも、あり、だろうが、夏でも、冬でも、登山である以上、先人たちが長年の試行錯誤の経験で定めてきたコースを行くのが基本。それが、冬で、雪があると、どこでも行かれるような錯覚に陥る。だが、それは、まったくの錯覚だ。バックカントリーでも、コースアウトすれば、谷筋の崖が待っている。まして冬場は、一度、谷に降りたら、尾根道に戻るなど、まったく不可能。

 自分でコースを拓く、なんて、夏場の状況はもちろん冬場の状況も、よほど山容を知り尽くしていないと、できるわけがない。どこに出るかわからないのに、きゃほっーって、下って、後、どうするの? まして、人が降りやすいところなんて、雪も降りやすい、つまり、ナダレと背中合わせ。そこを、エッジ立ててトラバースしたら、何が起こるか、バカでもわかりそうなものだが。
                                 
                                      

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