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大学研究の今

2010/05/07
category - 未分類
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いまや会社をリストラされた普通のおっちゃんが教授という時代だ。だが、現場の話など、三年で時代遅れ。そのうえ、国立から私学へのロートルの天下りのひどさは、官僚の比ではない。これでは、若手にポストが回るわけがない。非常勤をはしごしても、生活保護ほどにも稼げまい。

もちろん中には、学振にぶらさがってきた世渡り上手もいる。しかし、学会で人の学説の要約だの、小説や映画のあらすじだのを発表するだけ。それどころか、自分の発表もせず、人の発表も聞かず、三日間、ずっと幹事控室で談笑だけして帰るやつさえいる。それでも、学閥のコネで、いずれどこかの大学にもぐりこむ。

少子化にもかかわらず、大学も、大学院も、ふくれあがり続け、助成だけが行われた。予算はあっても、理念がない。だから、経営だ、情報だ、国際だ、法曹だ、マンガだ、映画だ、観光だと、世間ウケ、学生ウケのよさそうな分野にすぐ手を広げる。それを教えるは、在野から拾ったおっちゃん、天下りのロートル、貧窮する非常勤、そして小賢しい学閥小僧。しかし、こんな付け焼き刃は、とうに世間から見限られ、学生にも見放されている。

                                 
                                      

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