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偏差値の思い出

2013/10/10
category - 未分類
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 ずいぶん前のことだが、この季節、祭日も多いので、予備校では模試が立て続けに行われていた。妙かも知れないが、模試は嫌いでは無かった。あの、緊張感。けっこうワクワクした。成績上位だと、シャープペンとか、万年筆とか、そこそこのものをくれたし。(メダルの類いは役に立たん。模試の金メダルなんか、かけてあるくバカはおるまい。)

 当時は、ちょうどコンピュータでビッグデータの統計処理がはやっていた。それで出てくるのが、偏差値。いまどきAO入試だ面接だで、あまり聞かなくなったが、当時はペーパーテストの一発勝負。これで合格確率からなにから「数学的」に算出していた。とはいえ、結局、それが何なのかわからないが、ようするに「人並み」からどれだけ外れているか、という、一種の「異常」の程度を示すものらしい。

 それで、普通は50を中心に75-25くらいなのだが、各教科の問題がいずれも難しくて、平均点がやたら低いと、上位に、とてつもない数字が、計算上、出てしまうことがある。私の場合、もっとも良い時で偏差値93.5。ところが、その上に偏差値95がいた。切れ者で清廉高潔な高橋涼子女史。いまは立派な金沢大の社会学の教授。下舞大成氏も上位の常連。模試のときはたがいに名前しか知らず、東大に入ってから初めて顔を知って友だちになった。最近はすっかり連絡もしていないが、みんな元気だろうか?
                                 
                                      

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