スカイネットアジアのじゃんけん大会
2013/03/01
ピーチが1周年だとか。LCCは最近、話題だが、じつはこれは第二陣。バブル崩壊の直後、スカイマーク、エアドゥ、そして、スカイネットアジアの3社が事実上のLCCとして、大手二社のスキムダウンを狙って発足。ローカル資本が飛行機を飛ばす、無謀な夢は、その機体を見かけるだけでもワクワクした。だが、大手の壁は強固だった。とくにSNAはムリがあった。徹底したノーフリルでコストダウンを図ったが、顧客の信用も確立できていない、販売力も無い(まだインターネットが普及しておらず、代理店抜きの顧客直販の手立てが存在しなかった)状態で、かえって経営を悪化させた。
でも、忘れていない。いつも、いいフライトだった。機体繰りもままならず、遅延、欠航で、乗客がぶち切れても不思議ではなかったのに、そんなことにはならなかった。というのも、CAの人たちが、それこそ予算ゼロの中で、できるかぎり、もてなしてくれたから。地元メーカー提供の宮崎焼酎だの、会社の飛行機紹介のDVDだの、たいした賞品ではなかったが、乗客全員でジャンケン大会をやったり、キャットウォークでファッションショーのようなノリノリのスタッフ紹介をしたり、イケメンCAだけのおばさま向けフライトを企画したり、いつも今日は何をするのか、と、乗るのが楽しみだった。たかだか1時間半。目的地に着いてしまえばそれまで。だけど、忘れていない。いまも、思い出す。それは、いつも、とても素敵なフライトだった。
でも、忘れていない。いつも、いいフライトだった。機体繰りもままならず、遅延、欠航で、乗客がぶち切れても不思議ではなかったのに、そんなことにはならなかった。というのも、CAの人たちが、それこそ予算ゼロの中で、できるかぎり、もてなしてくれたから。地元メーカー提供の宮崎焼酎だの、会社の飛行機紹介のDVDだの、たいした賞品ではなかったが、乗客全員でジャンケン大会をやったり、キャットウォークでファッションショーのようなノリノリのスタッフ紹介をしたり、イケメンCAだけのおばさま向けフライトを企画したり、いつも今日は何をするのか、と、乗るのが楽しみだった。たかだか1時間半。目的地に着いてしまえばそれまで。だけど、忘れていない。いまも、思い出す。それは、いつも、とても素敵なフライトだった。
コメント