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大学に行く価値があるか

2010/08/31
category - 未分類
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 こんな大学、行っても時間とカネのムダだ、と言って、やめてしまう学生は、昔から多い。だが、それは、まちがいだ。学校というものを、映画館やレストランかなにかと勘違いしているのだろう。妙な言い方だが、時間とカネからすれば、どんな学校も、みんなムダだ。それどころか、不愉快になるだけ。たとえば、自動車学校だって、あれこれ注意されてばかり。

 ところが、人間の歴史と同じくらい、学校は古い。なぜすたれないのか、よく考えてみた方がよい。あえてたとえるなら、どんなスポーツでも、まずランニングが基本であるようなもの。くそおもしろくもない知的な負荷をかけたときのみ、人間は自分の勉強すべきことを自分で進んで勉強し始める。昼間の授業がつまらないからこそ、クラブ活動で勉強する。こんなのじゃなくて、もっとほかのなにか。しかし、そのためには、まず、こんなのじゃなくて、というのが与えられないと、もっとほかの、まで手を伸ばさない。

 実際に大学をやめた学生を見てみればわかる。別のなにかもしたりはしない。むしろ、大学にいる学生の方が、余計なことに一生懸命になる。だいいち、大学にこそ、同じように、もっとほかのなにか、と思う仲間が大勢いるのだ。そして、このきっかけこそが、学校の巧妙なしかけ。その価値は後になってからしかわからない。
                                 
                                      

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