ヘッダー画像

カレンダー

10 | 2014/11 | 12
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

ホームページ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

    
            

ゴッドファーザーテレビ完全版は不完全板

2014/11/22
category - 未分類
コメント - 0
                         
 ひさしぶりに出てきたね。カルティエが特別スポンサーになっている。ムービープラスで、4夜連続。間延びしているワグナーの『リング』よりはるかにおもしろい。とはいえ、『サーガ』というタイトルを『テレビ完全版』って、どうなんだろうね。こういう紛らわしいのは、ムービープラスの担当者に、この作品に対する理解も思い入れもないんだろうな、と思う。

 というのも、『完全版』と言っても、1977年のもので、それゆえ、『ゴッドファーザー』のⅠとⅡを時系列に整理しただけで、91年のⅢはまったく入っていない。だから、1977年時点ならともかく、今現在に「完全版」を名乗るのは、的外れ。そのうえ、このテレビ板『サーガ』は、たしかに劇場版に無かった50分が追加されているが、しかし、その一方、テレビ放送のために、エログロシーンが大幅にカットされ、生身の人間の血と汗の臭いがきれいにぬぐい去られている。さらに、じつは、なんでもかんでも全部つないだ『Trilogy 1901–1980』がⅢの前にビデオで出されており、これは9時間43分もあって、カットされるのが当然のできそこないシーンの間延びのせいで、むしろひどく冗長。

なんでもムダに伸ばせばいいというものじゃない。ただ、『サーガ』の編集で、1945年の結婚式の前後における、ジェンコ・アッバンダンドやピーター・クレメンザ、サルヴァトーレ・テッシオらのヴィトー世代の「叔父き」たちの立場がようやく明確になる。それでも、1925年前後からの20年間が飛んでいる。それで、これがパートⅣの一方(他方はマイケルの死まで)になる予定だったらしいが、原作者プーゾが死んで、すべてはもはや闇の中。